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昔から、浴室に座り込んでシャワーを打たせ湯のようにしてボーっと物覚えに耽ることがよくある。

疲れが抜けきっていなくてついつい浴室に座り込んでしまった。
考えるともなく、子供の頃のこと、父のこと、以前の仕事のこと、去年のことそんなことが次々と一つ一つが別々のキーワードで人つながりとなって現れる。僕はしばしばそれを道のようだと感じる。
どこに続いていくかは曲がってみるまでわからないのだ。

卑屈な人間ではいけないと、自分に自信を持つよう意識してきた。
いつまでも過去の後悔をウジウジと人に話し続けるような自分にウンザリしていたし、その失敗を次に活かして前に進むほうが余程建設的なのは明らかだからだ。
ただ、自信というのは日々の小さな積み重ねが与えてくれるもので、そんなものがある日突然泉の底から湧いてきたりはしない。
森の奥の静かな泉に小石を投げ込んで波紋を立てると泉の精が現れて
「あなたが落としたのは大学を卒業したという自信ですか?それとも営業マンとして立派に活躍した自信ですか?」
などど尋ねてくれたりすることなどあり得ないのだ。
汚泥が腐敗しポコポコとガスが発生する沼のこそから魔物が現れて沼に引きずり込まれ、沼の底で堕ちた快楽に身を委ね時折正気になって自分を憐れむのがせいぜいだ。

根拠の無いところに無理に自信を持とうとしたところで、それは過去の逃げ出したことを覆い隠し、正当化しているだけの尊大な人間でしかない。

たまにそんなことを考えてしまって浴室で一人むせび泣きそうになる。

尊大さと卑屈さの両者を不規則な振り子が行き来する。



今のところ生活は順調だ。As smooth as ever.
今日は日曜日だ。うまい飯をつくって酒を飲もう。
砂肝のアヒージョがうまくいきますように。



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